拡大鏡を使用することにより、より高品質で安心安全な歯科治療・施術ができる。
以前、歯科医師になりたての頃、
有名な審美歯科医により、
「アメリカでは40歳を過ぎて、拡大鏡を使っていない歯医者にはかかるな」
という言い伝えがあると聞きました。
その時はそんなものなのかなと思っていたのですが、
実はピュアスマイル原田歯科クリニック院長、スマイルデザインマスターの
原田幹夫は拡大鏡の必要性について毎日確信しています。
先日、ある女性患者さんにルミネアーズ(ルミネートベニア)といポーセレンラミネートベニアの装着を
6本に行いました。
これは、アメリカでは、no shot,no cut!
つまり、麻酔の注射をしなくてよいし、歯を削る必要もないというのがテレビコマーシャルでも流れている
審美的な歯科補綴なのですが、子供の頃に飲んだ薬の副作用で、歯が着色してしまった方だったのですが、今回6本のルミネアーズ装着により、とっても満足して頂くことができました。
写真は現在ピュアスマイル原田歯科クリニックで売り出し中の20代の女医さんが施術しているのですが、術後に拡大鏡の必要性をとても強く認識していました。
ちなみにこうした技工物を歯科技工士さんは顕微鏡(マイクロスコープ)を使って作ります。
それくらい精度の高いものなのです。
もちろん歯科医師が治療するためのマイクロスコープもあるのですが、
取り回しに時間がかかるし、根の治療や歯周外科ならともかく、
通常の治療ではお手軽に使える拡大鏡はとても便利なものです。
写真の拡大鏡は、現在勤務医と歯科衛生士が使っている拡大鏡ですが、
これでも結構使えます。
参考までに、原田院長が使っているのはオーダーメイドの拡大鏡で、
写真の拡大鏡の10倍くらいのお値段がします。
天皇陛下の外科処置をされたお医者様が使った拡大鏡も実は
原田院長の拡大鏡と同じメーカーでした。
自慢するのが目的ではないので、あえて写真は出しません。
誤解して頂きたくないのですが、拡大鏡を使うのは目が見えにくくなったからではなく、
裸眼とは見えている世界が違うのです。
これは、試しに皆さんが手のひらを見た時に、虫眼鏡を使って見れば、
指紋の1本1本が裸眼よりもはるかに良く見えるのと同じ事です。
実際、先の女性歯科医師も、別に視力は正常なのですが、
拡大鏡を使うとこんなにも違うのか!
肉眼では見落としがちな歯と補綴の境目もとても良く見えた!
セメントもきちんと除去できた!
(実はこれが結構問題なのです:裸眼だと接着剤を除去したと確信していても、拡大鏡で見ると残っている事はしばしばあるのです)
と、感心していました。
より高品質で安心安全な歯科治療・施術をするためには、
拡大鏡は必須であることを強調したいです。