2014年12月アーカイブ

先日恩師の話を聞く機会がありました。
その際に、興味深い話を聞きました。

それは、彼の娘さんが中国に仕事である期間滞在していたことがあるのですが、
その時に現地の方に聞いた話ですと、
現地の観光地の売店の女性が、多数の東洋人観光客の中から日本人を見分ける方法として、
ひとつの方法があると明言しているそうです。

それは、........ 日本人は、歯が汚い。

歯科医師として、これはとても残念なのですが、こういった話は他の方からも聞いたことがあります。
歯が白くない、銀色の詰め物、かぶせものが多数ある、歯並びが良くないのに、そのことを気にもかけず、口を大きくあけて笑う、といったことは欧米人だけでなく、東洋の方からも日本人の良くない特徴として、世界的に有名になっているのはとても残念です。

では、先進国である日本に住んでいる日本人はかくも歯に関して悪名高くなったのか?

その理由として、その私の恩師は日本の保険制度を上げています。

それは、日本の場合、他の国と大きく違っていることは、保険証を持って行けば、どこの歯科医院でも安価に歯科治療を受けることができてしまうということです。
この日本の保険制度は一見、良いように思う方もいるかもしれませんが、本来 歯というのは、何かをつめたり、かぶせたりせず、手付かずのものが最もよいはずです。
しかし、残念ながら他の国では使用を禁止されている 適合性が良くない(従って、新たなむし歯や歯周病ができやすい)材料が平気で使われているのが、この日本という国なのです。

私は決してアメリカやスイスの歯科の制度が良いなどど言うつもりはありませんが、これらの国では歯の治療に高額な費用がかかるので、皆さん子どもの頃からきちんと予防をやって、定期的に歯科医院を受診して歯を良い状態に保つよう努力されています。

きちんと定期的に歯科医院を受診して予防メンテナンスをしたにもかかわらずむし歯になってしまったとか、突発的な外傷で歯を折ってしまったという場合などに歯科に健康保険の適用は限定すべきだと思います。


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DWD と栄養、食育:千葉のアンチエイジング認定歯科医師の気付き
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フロリダで開催されたアンソニーロビンズの DWD は、強烈なものでした。
会場で、自殺願望のある人を希望に満ちた人に変えてしまう、
何年も険悪な親子関係だったのを、仲が良い親子に変えてしまう
(最初はふてくされていた娘の表情がみるみるうちに変わるのは、本当にびっくりでした)。

何しろ連日深夜までのセミナー、それをほとんど休みなしで行うアンソニーロビンズは、
60歳近いというのに、そのパワーたるや すごいと言わざるを得ません。

そんな中で参加者の中には、体調を崩された方も結構いらっしゃいました。

これは、単に異国の地で睡眠が不足していただけでなく、選択の余地が少ない
 栄養という観点から見るとかなり厳しい食事が、私の場合は関係していたと見ています。

具体的には、セミナー終了は深夜なので、ホテルの中のレストランは閉まっている。
フロント脇にジュース類やポテトチップスのようなスナック菓子を置いている店はあります。

朝になれば、ホテル内のスターバックスやレストランは開くのですが、そこ自体が混んでいて入るのに
並びます。
会場のあるホテルは でかいホテルなのですが、外の売店に行くには歩いて15分くらいかかり、しかも夜は暗いゴルフ場を
通らなければならず、車のない人には厳しいです。

会場のホテルには、深夜にルームサービスしてくれるサービスはありましたが、
寝る前は胃の中は少なくしたほうが良いので注文する気にはなれませんでした。

こんな食環境の中で、私はサプリメントを飲んでしのぎましたが、それでも基本的な正しい食事の必要性を
痛感しました。

今回は、自分自身の本当の運命を見つける、コーチングや NLP について学ぶなど盛りたくさんの内容だったのですが、
栄養、食育というものの大切さを再認識したイベントでもありました。

留守を守ってくれた原田歯科のスタッフ、家族に感謝です。

新しい行動計画を立てたので、来年はさらに飛躍します。
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長く続く同じ講師のセミナーを受講し続けることの大切さを学んだ

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歯並び矯正、歯列咬合育成歯科治療には、日本だけでなく、アメリカでも実に多くの流派がある。

開業している歯科医師にとっっては、患者さんの長期的な幸せが一番大事なのだから、
長く良い結果を得続けられる方法、安心安全な方法を選んで毎日の診療にあたることが大事であり、

そのためにはコンスタントに結果を出し続けている方法を学び続けていくことが大事なのである。

これは、歯科のセミナーに限ったことではないが、優れた講師の長く続いている、つまり多くの人から好評な研修をコンスタントに受け続けることがとても重要なのだ。

今回、全身の健康も考えて安易に小臼歯を抜かないことが特徴な矯正歯科研修を4年前に受けたものを再受講しました。
この研修は何と35年続いているそうです。
講師はすでに72歳ですが、朝から夕方まで止めないとほとんど休みなしで、120%出し切る 情熱あふれる講演をするのですが、
決して4年前と同じ内容を繰り返しているわけではなく、スライドも講演内容もかなり変わっていたのにはびっくりしました。

といっても、基本的なコンセプトは不変です。

つまり、子どもを正しく発育させる、安易な抜歯はしない、全身的にも健康な一生を送れるようにする といったことです。

これは歯科の分野ではないのですが、ある自己啓発系の有名な講師が言っていたのは、かつてはドッグイヤーと言って、
7~8年前の知識でも通用した、しかし今では世の中のスピードが早くなり4年前の知識はもう通用しなくなっている、
つまり4年間 何も学ばなかったとしたら、あなたはどんどん遅れをとってゆく。

この72歳の講師も単に約40年の臨床からの経験を述べている(これはこれでとても重要であり、貴重なのですが)だけでなく、
この4年間に歯科の世界に起こっていることを広い視野から熱く解説してくれ、私もとても充実した時間を過ごすことができました。

同じ先生から繰り返し学ぶことが大事なんだなと再認識させられました。

ありがとうございました。



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アンソニーロビンスのDWD後は、混乱おめでとう!状態。千葉のアンチエイジング認定歯科医師の outstanding 体験 : Mr.Harada went to Anthony Robbins' DWD @ Florida


2014年12月に、フロリダで開催されたアンソニー・ロビンスのDWD (Date with Destiny)に参加しました。
これは、運命とのデート、すなわち自分のやるべきことは何なのかを見つけることだけではなく、パートナーとの関係をどうすべきか、考え方が相容れない人がいるのはなぜかなど、多くのことを学ぶことができるイベントです。

Mr Harada went to DWD at Florida. I have learned a lot about how I should do for the rest of my life, how I should do about relationship, why some people can
 not do well with each other.

このイベントについては、多くの方から すごいイベントだと聞かされ、2006年から参加したいと思っていましたが、この度 やっと夢が実現しました。

The event was held until after midnight.It was crazy ! Actually I had cold when I left Japan. The cold got worse at the last day of the event.
One of the attendee lost conciousness and was brought to hospital.
However finally I have done MIssion install.

連日、深夜12時過ぎまで、時には午前2時まで開催され、私は医院の仕事などを部屋でやっていたため、毎日3~4時間しか寝れない状態でイベントに望んだのですが、日本を出るときから風邪を引いていたのが、DWD 最終日には、発熱、咳、頭痛とかなり厳しい状態になりました。
実際、他の参加者で会場で気を失い、救急車で搬送された方もいたようです。
そんな中で最後の統合のセッションで、何とかミッションインストールをやり遂げることができました。
連日、大音響のロック系の音楽が流れる中で、未だに耳にガンガンと音が残っているのですが、はっきり言って混乱おめでとう状態です。

Thank you for my family and staff while I was away.

フロリダからは、ニューヨーク、ロサンゼルスと乗り継いで羽田空港に帰るわけですが、
ニューヨークからロサンゼルスまでの6時間半のフライトでは爆睡しました。
帰国後に、学んだことを落とし込んでいきます。

また、比較的長期間のセミナー参加の間も留守宅や医院を守ってくれた家族とスタッフには感謝です。
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以前、スウェーデンでインプラントの研修を受けた時のことである。

それは、1990年代のことで 今となっては世界的に有名なイエテボリ大学の
歯周病、補綴、放射線、インプラントなど多くの分野の先生からの講義を受けた。

その中でも印象深かったのは、TB 先生である。

とにかく、格好良かった。背が高く、きりりとした風貌、もう映画俳優だと言われても納得できるほどであった。

それから、歳月が流れ その先生も世界的に有名な方になった。
ある分野においては権威と言っても過言ではないほどである。

しかし、その頭髪は急速に失われ 以前の彼を知るだけに これでは映画俳優どころではない状況になっていた。
私の少ない訪問でも、スウェーデン人は若くして髪の毛が薄くなる方が目立つ。

それがなぜなのか長い間、私の中では疑問だった。t02200165_0640048012843940128 (1).jpg
しかし、最近そのひとつの原因かもしれないが、解明できた。

それは、自分自身が育毛サロンに相談したことがきっかけである。

まず、太陽を浴びること そして十分な睡眠を取ることが頭髪にとってとても大事とのこと。
これは自分にとっても大いに反省すべきことである。

北欧は夏が非常に短く日照時間も少ない、加えて世界のトップレベルの研究者は日夜遅くまで研究漬けである。
学会発表ともあれば徹夜でプレゼンを作ってくることもよくあることだ。

これって薄毛になる条件が揃っている。

とても納得し、自分への諫めとした。
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以前、米国での歯科学会に参加したときのこと、

当初乗る予定だったフライトがキャンセルのため 急遽変更になり 初乗りになった
ヴァージンアメリカ航空は 最高でした。

昼間のフライトなのに窓を閉めきって、紫色の照明で
シートベルトだとか酸素マスクの あのお決まりの説明も
ノリの良い曲と歌( 歌詞がシートベルトの締め方を説明している内容) をかけながらなので、
最初から最後まで注目しちゃいました。

客室乗務員は、パリスヒルトンみたいな軽めの方で
黒いコスチュームの男性と私語はしてるは、安定飛行中は私物の本を読んでいるは 、
ヴァージンといえば、かつては音楽CD で有名だった会社を関連会社に持つため、
機内のオーディオプログラムも充実してました。

実は、前の晩 ほとんど寝てなかったので機内で寝るつもりでしたが、
楽しくて寝てるヒマありませんでした。

ピンクのヘッドホン頂きました。

ありがとうございます。

隣の席の方がスティーブジョブズとアンドレ・アガシを足して二で割ったような雰囲気の方で、
何かこういう自由な雰囲気って大好きです。

この予定外で乗ったヴァージンアメリカ航空は、機内誌は ないし、
他の航空会社に必ずある あのシールで貼り付ける荷物預かりの控がなく、
搭乗券に含まれています。

また、黒いコスチュームの男性客室乗務員が通路の最前方にずっと立っていて、
お客様から呼ばれたらすぐに行ける態勢でした。

これってレストランなら普通ですよね。
このように業界の常識を破り、お客様目線で働く仕組みを作った
リチャード・ブランソンて すごいと思いました。

http://www.youtube.com/watch?v=ywm4VIxm7Wo


シートベルト着用や酸素マスクなどの説明の上記の動画は
私が乗ったフライトでは流れてませんでしたが、この音楽は流れてました。
5分弱ですが、一見の価値あり です。

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1本分サービスのインプラント 千葉の認定医のオペ(無痛手術、無痛治療法、無痛処置)中の患者本位の判断
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インプラントを行うにあたって、術前にパノラマレントゲン写真、CT, 唾液検査によるオーラルフィジシャン的な判定など、十分な診査をするわけですが、実際は担当医の判断で、患者さんに喜ばれる、お得なサービスを追加することがあります。

時々あるのが、インプラント1本を無料で追加するというもの

です。

もちろん個々のケースによりますが、一般にインプラントの本数は、必要十分にあるに越したことはありません。

例えば、歯が3本ないならインプラントは2本より3本入れたほうがよいです。

このおまけのインプラントは、積極的に使うこともあれば、スリーピングと言って、粘膜下に入れたままにしておき、隣のインプラントにトラブルが発生したときに使うこともあります。

少なくとも10万円以上お得になるのですが、これは治療中の判断で決めるものなので、友人の◯◯さんがインプラント1本サービスしてくれたから私にも というのは ないです。

もっとも、実際は事前の治療計画の作成時に多分ここはインプラント1本追加したほうが良いだろうなという心積もりはしております。

人々を美しく健康で幸せにするというミッションのもと、

常に患者本位、患者第一を考えて日々の業務にあたっております。

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技工士の国家資格があるのは、日本、ドイツ、台湾、韓国のみ 千葉の審美歯科医院にも歯科技工士が常駐しております。
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私たち歯医者の仕事は、いくらオーラルフィジシャンだ、予防歯科、メンテナンス、定期健診だと言っても、患者さんの口の中に入れる義歯、デンチャー、オールセラミッククラウン、スナップオンスマイル、e.max thin veneer イーマックスシン 薄型ラミネートベニア(人工エナメル質)などの補綴物(技工物)は、歯科技工士によって作られます。

しかしながら、審美歯科の本場と言われているアメリカでさえ 歯科技工士は国家資格ではありません。

つまり、例えば日本には、リフレクソロジー 足裏マッサージ屋さんのチェーン店があるわけですが、あの多くは自分たちの団体で独自の教育研修を行い、修了証を発行しております。

アメリカをはじめとする多くの国での歯科技工士は、日本における足裏マッサージ屋さんと同じようなレベルの資格と言って良いでしょう。

一方、歯科技工士が国家資格なのは、表題に記載した4か国だけです。

なので、日本の歯科技工士さんはもっと自信を持って良いし、日本の歯の治療は一定のレベルを担保されていると言って良いでしょう。

ちなみにアメリカでは、日本人の歯科技工士さんがかなり活躍されています。

一時期アメリカでは、日本人歯科医師よりも日本人歯科技工士のほうが有名な方が多かったくらいです。

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TCH 歯を接触させる癖でおならが出る(^◇^;)?千葉のアンチエイジング歯医者のびっくり
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尊敬する 国立東京医科歯科大学の大先輩であり、私が母校で学生だった時にご指導を頂いた安田先生の講演で面白いことを聴いた。

それは、今 顎関節症の原因のひとつと言われている TCH tooth contact habit つまり、歯と歯を接触させる習癖により、おならが出やすくなるというのだ。

これは、NHK の人気番組 『試してガッテン』で紹介されたらしい。

その説によると、歯と歯を接触させる時に空気を吸い込む為、そのエアーがガスとなって下から出るとか。

プラス 唾液が出る→胃腸に脳から食べ物が来るよと指令が来て、腸が動くのも おならの原因なのだと。

それならガムを噛むなどという行為は、もってのほか ということになりそうですね。

実際、千葉市若葉区の桜木消防署近くの原田歯科では、何年も前からたとえキシリトール入りでもガムは勧めておりません。

それは、奥歯を噛みしめる咬筋を強くし過ぎて歯を傷める事になるからです。

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日本、中国、韓国で当たり前の事が欧米では信じられない、あり得ないことに。千葉の非抜歯矯正歯科医師の新たな発見
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日中韓国では、一般の人が子どもの頃から筆を使うことは普通に行われている。

しかし、これは良い意味で世界標準ではない。

歯医者の仕事では、小さな筆を使って作業することがしばしばある。

例えば、矯正歯科治療、歯並び咬合育成において、ブラケットを歯の表面に接着剤で付ける作業があるのだが、世界で最も強力な接着剤は筆を使って作業するスーパーボンドという接着剤だ。

しかし、これがアジア以外であまり売れないのは、欧米人にとって筆積み作業自体が できない あり得ない と やる前からあきらめられている仕事なのだ。

なるほど、良いものが必ずしも普及しないのには、色々な理由があるのだと思った。

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スポンサーとの関係を明示する米国の歯科学会 千葉のインプラント認定医の新発見


アメリカはカリフォルニア州 サンディエゴで歯科(というか口腔全般)疾患と全身疾患との関連性に関するシンポジウムに参加したときのことである。

スピーカーの経歴が書いてあるのは、普通だとしてもびっくりしたのは、
研究にあたってのスポンサーとの関係について記載してあるのにはびっくりした。t02200293_0480064012839355107.jpg
学者が製薬会社やメーカーの援助を受けて研究を行うのは、世界中どこでもあることなのだろうが、それを学会のパンフレットに明記してあるとは........。

そして、どの学者がどのメーカーから援助を受けているかのリストの最後には、下記のような記載があった:

スポンサーから援助を受けているが、研究結果には何らバイアスはかかっておらず
(つまり、援助を受けている会社に有利なことを意図的に記載してないということ)、
公正な研究であることを誓います。

う~~ん、これは本当かな?

援助してくれた企業に不利な印象を与えるようなことは、普通わざと学会誌に記載したり、発表したりしないよな。

しかし、企業とつながりがあることを記載しないとアメリカって国は訴えられたりするのかな?
情報開示とか、説明義務って一体どこまでやればよいのかな?と思ったミーティングでした。




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