妊産婦歯科健診を受けてほしい4つの理由 – 原田歯科スタッフブログ　ピュアスマイルな彼女たち

こんにちは。田邉です。

きょうは、妊産婦歯科健診についてです。

どうして、妊産婦さんに歯科健診が必要なのかを4つにまとめてみました。

お母さんだけでなく、生まれてくるあかちゃんのためにも受けて欲しい歯科健診。出産後は赤ちゃんのお世話で、お母さんは、自分のことが後回しになりがちです。『妊産婦歯科健診』の大切さを知って、歯医者さんで健診をうけましょう。

妊産婦歯科健診を受けて欲しい4つの理由

唾液が減ったり、歯周病菌が活性化したり、妊娠中のお口の中は、ホルモンバランスの変化によって特定の歯周病菌が活性化しやすい時期でもあります。

つわりで歯磨きができないことも多くあり、口内トラブルが起きやすいです。

妊娠中は、つわりなどの体調の変化で歯磨きが難しいものです。

また唾液の分泌量が減り、その性質も酸性に傾きやすくなるため、歯の再石灰化が行われにくい状態になります。

食生活の面でも好みが変わり同じものを食べたり、間食が増えたりと不規則になりやすいので、むし歯のリスクが高くなるのです。

産後にホルモンバランスが整うと、歯肉炎の症状も自然に改善することが多いのですが、出血や歯ぐきの腫れを気にしてあまりブラッシングできないままでいると、歯周病になってしまうことがあります。

歯がグラグラしたり、膿が出たりするようになると、生まれてくる赤ちゃんに影響が出ることがあります。

重度の歯周病を患っているお母さんは、健康なお母さんと比べて、約7倍も早産や低体重児を産むリスクがあるとの研究報告もあります。早めに検診をうけることが大切です。

妊娠中は唾液の量が減少し、ドライマウス気味になるため、口臭が発生しやすい状態になります。

こまめなうがいや水分補給が大切です。

きちんと歯磨きが出来ていない場合には、磨き残しのプラーク(歯垢)が原因で口臭が発生したり、むし歯や歯周病を放置している場合も口臭が発生します。

このように、妊娠中は口内トラブルが起きやすい時期です。

だからこそ、多くの自治体で妊婦さんへの歯科検診が実施されていて、無料で受診できるところも多いのです。

リスクの高い妊娠中のお口を健康に保つため、上手に歯科検診を利用しましょう。それが、自分自身と生まれてくる赤ちゃんを口内トラブルから守る一つになります。

妊婦さんの歯科検診では、虫歯や噛み合わせなどの歯の状態や、歯肉炎、歯周ポケット、歯石など歯肉の状態、口内のトラブルをプロの目できちんとチェックします。

レントゲン検査は基本的に行いません。

検診後には、ブラッシングやホームケアの指導を行います。

検診で虫歯や歯肉炎、歯周病などが見つかった場合には、希望があれば治療も可能です。(※歯のクリーニング、歯石の除去、虫歯や歯周病などの治療は有料になります。)

妊婦さんの歯科検診は、つわりの時期を過ぎた妊娠4カ月頃の受診がお勧めです。この時期に検診を受ければ、仮に悪いところが見つかった場合も、安定期の間に行える治療もあります。

お母さんのお口にむし歯菌が多いと、赤ちゃんにむし歯菌を感染させてしまうこともあります。

ぜひこの機会に歯科検診を受け、元気に赤ちゃんを迎えましょう。

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