2014年12月アーカイブ
歯並び矯正、歯列咬合育成歯科治療には、日本だけでなく、アメリカでも実に多くの流派がある。
開業している歯科医師にとっっては、患者さんの長期的な幸せが一番大事なのだから、
長く良い結果を得続けられる方法、安心安全な方法を選んで毎日の診療にあたることが大事であり、
そのためにはコンスタントに結果を出し続けている方法を学び続けていくことが大事なのである。
これは、歯科のセミナーに限ったことではないが、優れた講師の長く続いている、つまり多くの人から好評な研修をコンスタントに受け続けることがとても重要なのだ。
今回、全身の健康も考えて安易に小臼歯を抜かないことが特徴な矯正歯科研修を4年前に受けたものを再受講しました。
この研修は何と35年続いているそうです。
講師はすでに72歳ですが、朝から夕方まで止めないとほとんど休みなしで、120%出し切る 情熱あふれる講演をするのですが、
決して4年前と同じ内容を繰り返しているわけではなく、スライドも講演内容もかなり変わっていたのにはびっくりしました。
といっても、基本的なコンセプトは不変です。
つまり、子どもを正しく発育させる、安易な抜歯はしない、全身的にも健康な一生を送れるようにする といったことです。
これは歯科の分野ではないのですが、ある自己啓発系の有名な講師が言っていたのは、かつてはドッグイヤーと言って、
7~8年前の知識でも通用した、しかし今では世の中のスピードが早くなり4年前の知識はもう通用しなくなっている、
つまり4年間 何も学ばなかったとしたら、あなたはどんどん遅れをとってゆく。
この72歳の講師も単に約40年の臨床からの経験を述べている(これはこれでとても重要であり、貴重なのですが)だけでなく、
この4年間に歯科の世界に起こっていることを広い視野から熱く解説してくれ、私もとても充実した時間を過ごすことができました。
同じ先生から繰り返し学ぶことが大事なんだなと再認識させられました。
ありがとうございました。
それは、1990年代のことで 今となっては世界的に有名なイエテボリ大学の
歯周病、補綴、放射線、インプラントなど多くの分野の先生からの講義を受けた。
その中でも印象深かったのは、TB 先生である。
とにかく、格好良かった。背が高く、きりりとした風貌、もう映画俳優だと言われても納得できるほどであった。
それから、歳月が流れ その先生も世界的に有名な方になった。
ある分野においては権威と言っても過言ではないほどである。
しかし、その頭髪は急速に失われ 以前の彼を知るだけに これでは映画俳優どころではない状況になっていた。
私の少ない訪問でも、スウェーデン人は若くして髪の毛が薄くなる方が目立つ。
それがなぜなのか長い間、私の中では疑問だった。
しかし、最近そのひとつの原因かもしれないが、解明できた。
それは、自分自身が育毛サロンに相談したことがきっかけである。
まず、太陽を浴びること そして十分な睡眠を取ることが頭髪にとってとても大事とのこと。
これは自分にとっても大いに反省すべきことである。
北欧は夏が非常に短く日照時間も少ない、加えて世界のトップレベルの研究者は日夜遅くまで研究漬けである。
学会発表ともあれば徹夜でプレゼンを作ってくることもよくあることだ。
これって薄毛になる条件が揃っている。
とても納得し、自分への諫めとした。
当初乗る予定だったフライトがキャンセルのため 急遽変更になり 初乗りになった
ヴァージンアメリカ航空は 最高でした。
昼間のフライトなのに窓を閉めきって、紫色の照明で
シートベルトだとか酸素マスクの あのお決まりの説明も
ノリの良い曲と歌( 歌詞がシートベルトの締め方を説明している内容) をかけながらなので、
最初から最後まで注目しちゃいました。
客室乗務員は、パリスヒルトンみたいな軽めの方で
黒いコスチュームの男性と私語はしてるは、安定飛行中は私物の本を読んでいるは 、
ヴァージンといえば、かつては音楽CD で有名だった会社を関連会社に持つため、
機内のオーディオプログラムも充実してました。
実は、前の晩 ほとんど寝てなかったので機内で寝るつもりでしたが、
楽しくて寝てるヒマありませんでした。
ピンクのヘッドホン頂きました。
ありがとうございます。
隣の席の方がスティーブジョブズとアンドレ・アガシを足して二で割ったような雰囲気の方で、
何かこういう自由な雰囲気って大好きです。
この予定外で乗ったヴァージンアメリカ航空は、機内誌は ないし、
他の航空会社に必ずある あのシールで貼り付ける荷物預かりの控がなく、
搭乗券に含まれています。
また、黒いコスチュームの男性客室乗務員が通路の最前方にずっと立っていて、
お客様から呼ばれたらすぐに行ける態勢でした。
これってレストランなら普通ですよね。
このように業界の常識を破り、お客様目線で働く仕組みを作った
リチャード・ブランソンて すごいと思いました。
http://www.youtube.com/watch?v=ywm4VIxm7Wo
シートベルト着用や酸素マスクなどの説明の上記の動画は
私が乗ったフライトでは流れてませんでしたが、この音楽は流れてました。
5分弱ですが、一見の価値あり です。
インプラントを行うにあたって、術前にパノラマレントゲン写真、CT, 唾液検査によるオーラルフィジシャン的な判定など、十分な診査をするわけですが、実際は担当医の判断で、患者さんに喜ばれる、お得なサービスを追加することがあります。
時々あるのが、インプラント1本を無料で追加するというもの
です。
もちろん個々のケースによりますが、一般にインプラントの本数は、必要十分にあるに越したことはありません。
例えば、歯が3本ないならインプラントは2本より3本入れたほうがよいです。
このおまけのインプラントは、積極的に使うこともあれば、スリーピングと言って、粘膜下に入れたままにしておき、隣のインプラントにトラブルが発生したときに使うこともあります。
少なくとも10万円以上お得になるのですが、これは治療中の判断で決めるものなので、友人の◯◯さんがインプラント1本サービスしてくれたから私にも というのは ないです。
もっとも、実際は事前の治療計画の作成時に多分ここはインプラント1本追加したほうが良いだろうなという心積もりはしております。
人々を美しく健康で幸せにするというミッションのもと、
常に患者本位、患者第一を考えて日々の業務にあたっております。
私たち歯医者の仕事は、いくらオーラルフィジシャンだ、予防歯科、メンテナンス、定期健診だと言っても、患者さんの口の中に入れる義歯、デンチャー、オールセラミッククラウン、スナップオンスマイル、e.max thin veneer イーマックスシン 薄型ラミネートベニア(人工エナメル質)などの補綴物(技工物)は、歯科技工士によって作られます。
しかしながら、審美歯科の本場と言われているアメリカでさえ 歯科技工士は国家資格ではありません。
つまり、例えば日本には、リフレクソロジー 足裏マッサージ屋さんのチェーン店があるわけですが、あの多くは自分たちの団体で独自の教育研修を行い、修了証を発行しております。
アメリカをはじめとする多くの国での歯科技工士は、日本における足裏マッサージ屋さんと同じようなレベルの資格と言って良いでしょう。
一方、歯科技工士が国家資格なのは、表題に記載した4か国だけです。
なので、日本の歯科技工士さんはもっと自信を持って良いし、日本の歯の治療は一定のレベルを担保されていると言って良いでしょう。
ちなみにアメリカでは、日本人の歯科技工士さんがかなり活躍されています。
一時期アメリカでは、日本人歯科医師よりも日本人歯科技工士のほうが有名な方が多かったくらいです。
尊敬する 国立東京医科歯科大学の大先輩であり、私が母校で学生だった時にご指導を頂いた安田先生の講演で面白いことを聴いた。
それは、今 顎関節症の原因のひとつと言われている TCH tooth contact habit つまり、歯と歯を接触させる習癖により、おならが出やすくなるというのだ。
これは、NHK の人気番組 『試してガッテン』で紹介されたらしい。
その説によると、歯と歯を接触させる時に空気を吸い込む為、そのエアーがガスとなって下から出るとか。
プラス 唾液が出る→胃腸に脳から食べ物が来るよと指令が来て、腸が動くのも おならの原因なのだと。
それならガムを噛むなどという行為は、もってのほか ということになりそうですね。
実際、千葉市若葉区の桜木消防署近くの原田歯科では、何年も前からたとえキシリトール入りでもガムは勧めておりません。
それは、奥歯を噛みしめる咬筋を強くし過ぎて歯を傷める事になるからです。
日中韓国では、一般の人が子どもの頃から筆を使うことは普通に行われている。
しかし、これは良い意味で世界標準ではない。
歯医者の仕事では、小さな筆を使って作業することがしばしばある。
例えば、矯正歯科治療、歯並び咬合育成において、ブラケットを歯の表面に接着剤で付ける作業があるのだが、世界で最も強力な接着剤は筆を使って作業するスーパーボンドという接着剤だ。
しかし、これがアジア以外であまり売れないのは、欧米人にとって筆積み作業自体が できない あり得ない と やる前からあきらめられている仕事なのだ。
なるほど、良いものが必ずしも普及しないのには、色々な理由があるのだと思った。
アメリカはカリフォルニア州 サンディエゴで歯科(というか口腔全般)疾患と全身疾患との関連性に関するシンポジウムに参加したときのことである。
スピーカーの経歴が書いてあるのは、普通だとしてもびっくりしたのは、
研究にあたってのスポンサーとの関係について記載してあるのにはびっくりした。
学者が製薬会社やメーカーの援助を受けて研究を行うのは、世界中どこでもあることなのだろうが、それを学会のパンフレットに明記してあるとは........。
そして、どの学者がどのメーカーから援助を受けているかのリストの最後には、下記のような記載があった:
スポンサーから援助を受けているが、研究結果には何らバイアスはかかっておらず
(つまり、援助を受けている会社に有利なことを意図的に記載してないということ)、
公正な研究であることを誓います。
う~~ん、これは本当かな?
援助してくれた企業に不利な印象を与えるようなことは、普通わざと学会誌に記載したり、発表したりしないよな。
しかし、企業とつながりがあることを記載しないとアメリカって国は訴えられたりするのかな?
情報開示とか、説明義務って一体どこまでやればよいのかな?と思ったミーティングでした。