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インプラントを行うにあたって、術前にパノラマレントゲン写真、CT, 唾液検査によるオーラルフィジシャン的な判定など、十分な診査をするわけですが、実際は担当医の判断で、患者さんに喜ばれる、お得なサービスを追加することがあります。
時々あるのが、インプラント1本を無料で追加するというもの
です。
もちろん個々のケースによりますが、一般にインプラントの本数は、必要十分にあるに越したことはありません。
例えば、歯が3本ないならインプラントは2本より3本入れたほうがよいです。
このおまけのインプラントは、積極的に使うこともあれば、スリーピングと言って、粘膜下に入れたままにしておき、隣のインプラントにトラブルが発生したときに使うこともあります。
少なくとも10万円以上お得になるのですが、これは治療中の判断で決めるものなので、友人の◯◯さんがインプラント1本サービスしてくれたから私にも というのは ないです。
もっとも、実際は事前の治療計画の作成時に多分ここはインプラント1本追加したほうが良いだろうなという心積もりはしております。
人々を美しく健康で幸せにするというミッションのもと、
常に患者本位、患者第一を考えて日々の業務にあたっております。
私たち歯医者の仕事は、いくらオーラルフィジシャンだ、予防歯科、メンテナンス、定期健診だと言っても、患者さんの口の中に入れる義歯、デンチャー、オールセラミッククラウン、スナップオンスマイル、e.max thin veneer イーマックスシン 薄型ラミネートベニア(人工エナメル質)などの補綴物(技工物)は、歯科技工士によって作られます。
しかしながら、審美歯科の本場と言われているアメリカでさえ 歯科技工士は国家資格ではありません。
つまり、例えば日本には、リフレクソロジー 足裏マッサージ屋さんのチェーン店があるわけですが、あの多くは自分たちの団体で独自の教育研修を行い、修了証を発行しております。
アメリカをはじめとする多くの国での歯科技工士は、日本における足裏マッサージ屋さんと同じようなレベルの資格と言って良いでしょう。
一方、歯科技工士が国家資格なのは、表題に記載した4か国だけです。
なので、日本の歯科技工士さんはもっと自信を持って良いし、日本の歯の治療は一定のレベルを担保されていると言って良いでしょう。
ちなみにアメリカでは、日本人の歯科技工士さんがかなり活躍されています。
一時期アメリカでは、日本人歯科医師よりも日本人歯科技工士のほうが有名な方が多かったくらいです。
尊敬する 国立東京医科歯科大学の大先輩であり、私が母校で学生だった時にご指導を頂いた安田先生の講演で面白いことを聴いた。
それは、今 顎関節症の原因のひとつと言われている TCH tooth contact habit つまり、歯と歯を接触させる習癖により、おならが出やすくなるというのだ。
これは、NHK の人気番組 『試してガッテン』で紹介されたらしい。
その説によると、歯と歯を接触させる時に空気を吸い込む為、そのエアーがガスとなって下から出るとか。
プラス 唾液が出る→胃腸に脳から食べ物が来るよと指令が来て、腸が動くのも おならの原因なのだと。
それならガムを噛むなどという行為は、もってのほか ということになりそうですね。
実際、千葉市若葉区の桜木消防署近くの原田歯科では、何年も前からたとえキシリトール入りでもガムは勧めておりません。
それは、奥歯を噛みしめる咬筋を強くし過ぎて歯を傷める事になるからです。
日中韓国では、一般の人が子どもの頃から筆を使うことは普通に行われている。
しかし、これは良い意味で世界標準ではない。
歯医者の仕事では、小さな筆を使って作業することがしばしばある。
例えば、矯正歯科治療、歯並び咬合育成において、ブラケットを歯の表面に接着剤で付ける作業があるのだが、世界で最も強力な接着剤は筆を使って作業するスーパーボンドという接着剤だ。
しかし、これがアジア以外であまり売れないのは、欧米人にとって筆積み作業自体が できない あり得ない と やる前からあきらめられている仕事なのだ。
なるほど、良いものが必ずしも普及しないのには、色々な理由があるのだと思った。