歯が少ないほど認知症のリスクが高い!もし歯を失ったら良い方法があります。
2016年11月13日に開催された ISOI 国際口腔インプラント学会で
とても大切な発表がありました。
類似の発表、論文は今までにも出ていますので、
事実を再確認することができた といってよいでしょう。
それは、歯が少ないと認知症にかかるリスクが高いというものです。
今回の発表は、歯の本数がゼロから9本の人のグループと
10から28本のグループを比較すると、前者のほうが明らかに認知症に
かかるリスクが高いというものです。
たかが歯ではないのです。
歯を守るためには、歯磨きだけではダメです。
定期的な歯科医院での口腔ケアが必須です。
残念ながら日本人の5% 程度しか歯科医院で定期的なクリーニングを受けていません。
アメリカ人は50% が歯科医院で定期的な健診を受けています。
日本人は歯が悪いというのは、欧米だけでなくアジアでも有名になっています。
歯が悪くなっても健康保険で安い治療費で治療してもらえるのが、
日本人の歯が悪い理由のひとつだと言われています。
また、定期管理には歯科衛生士さんの協力がとても大切なのですが、
彼女たちに歯科助手と同じ程度の仕事しかさせてない職場がいまだに多いという
歯科医師にも責任があります。
さて話を元に戻します。
健康な歯と全身の健康には大きな関係があります。
千葉大学のデータによると入院患者さんで、内科、外科、小児科などすべての
科で入院中に口腔ケアを行ったグループとしなかったグループを比較すると
口腔ケアをしたグループのほうが入院日数が少なかったそうです。
万一 歯を失ってしまったら、今ではインプラントで代替え治療を行うことができる時代に
なりました。
www.chiba-anshin-implant.com
なお、日本歯科医師会のホームページに 健康長寿社会に寄与する歯科医療、
口腔保健のエビデンスという長い論文が公開されています。
口の中のケアをするって、全身の健康、心の健康のためにも大事ですね。