こんにちは。歯科医師の原田正和です。
実は先月から、築地で行われている歯周病のセミナーの3ヶ月コースに参加しています。
歯科医師であれば知らない人はいないであろうリンデ先生という超有名な先生がいます。
そのリンデ先生のもとで歯周病学を極めた先生のセミナーです。
率直な感想は・・・超楽しい!!!!!です(笑)
真面目な話、ものすごく勉強になります。たくさん知識をつけることで自信を持って治療に臨めます。
口の中にコンプレックスを持つ方をゼロにしたいです。そのためには正しい情報を発信する必要があります。
だから僕は死ぬまでずーーっと知識をアップデートしていきますよ!
・・・とか言いながら、ブログの更新期間がかなりあいてしまいました、、、、
今回のテーマは、虫歯は人にうつるのか????というものです。
最近気温の変化で風邪をひいて咳をしている人が多いですよね。
学校や職場で風邪をうつされた・・・なんて経験ありますよね。
同じように虫歯もうつるのか・・・?
答えはなんと・・・イエス!
虫歯は人にうつります!!!!!
・・・というと大げさですね。正確には虫歯の原因菌が人にうつります。
もちろん、同じ空間にいたらうつるかというと、そういうわけではないですよ。
スプーンの使い回しや、キスなどでうつると言われています。
ただし、虫歯というのは細菌感染だけではなく、食べ物の磨き残しだったり、歯の成分が弱っていたりなど、いろいろな要素が混じって初めて起こります。
ですから、虫歯菌たっぷりの人とキスしたとしても、自分の口の中の環境が良い状態であれば虫歯にはならないのです。
良い環境を保つためには3ヶ月に1回は歯科医院で口の中のチェックとフッ素を塗ったりするのが非常に有効です。
日本以外の先進国では定期検診なんて当たり前のことですが、日本人の多くは歯が痛くならないと歯科医院を受診しなのが現状です。歯が痛くなった時点で手遅れなことが多いですから、悪くなる前に定期的に受診する必要があるということです。
話を戻すと・・・
実は生まれたての赤ちゃんの口の中には虫歯菌は存在しないのです。
赤ちゃんのときに、唾液を介して大人の口の中の菌がうつることによって、菌が定着してしまうと言われています。
全然歯を磨いていないのに虫歯になりにくい人・一生懸命磨いても虫歯になりやすい人、その違いは赤ちゃんのときに運命が少し決まっていたりするんですね。
それでは今日はこの辺で。