インプラントで噛みすぎた心配なお話 千葉の認定医の歯科で実際にあった話

インプラントで噛みすぎた心配なお話


以前インプラントをされた方のことで、皆さんにシェアさせていただきたいお話があります。
その方(仮にAさんとします)は、左右の奥歯が抜けたままになっていました。
そこでまずは左の奥歯からインプラントを行い無事噛めるようになりました。

Aさんは何年も固いものを噛んだことがなく、うれしさのあまり左でばかり噛み続けてしまいました。
健康な歯だってそちらばかり使っていたら、過重な負担がかかって調子がおかしくなります。
たまたま旅行に出かけて歯のお手入れも十分にできない状態だったことも重なり、
左のほうが痛くなってしまいました。

左の歯に負担がかかりすぎたのが原因なので、右の歯が抜けているところにも
きちんとインプラントを入れれば改善するのですが、この事例はこれをお読みの皆さまに
いくつかのとても貴重な情報を教えてくれるものです。

それは、歯というのは1本1本が別々のものではなく、お互いに助け合っているものであること。
例えば、左右の奥歯できちんと噛んでいるからこそ、前歯が守られているということ。
もし奥歯がなかったら上の前歯はいつも下の前歯から突き上げられて出っ歯になったり、
歯が折れてしまいます。
また、奥歯が左しかなかったら前歯や右の歯に負担がかかって長持ちしなかったり、
顎が左にずれてきます。

それから、もうひとつ大事なことはインプラントを入れて噛めるようになったからといって
食べ過ぎてはいけないということ。
実は、こちらのほうがもっと気をつけないといけないことかもしれません。
意外にこういう方が多いのです。
インプラントしたらメタボリック症候群になったのでは 洒落になりませんよね。

ただ、歯が抜けたままにしておくほうがもっと体にとって良くないことですね。
歯が健康な人と抜けたままにしておく人を比べたら、明らかに歯がたくさんある人のほうが、
自立度合いも健康度も高いことがわかっていますし。

欠損ドミノという言葉があり、1本の歯を失うことによってドミノ倒しのように
次々にお口の中の環境が坂を転げ落ちるように悪化し、全身の健康にも支障が生まれて行きます。

咬むということは、食物の消化を助けたり、脳への刺激を与えたりするとても重要な行為です。

食事という大切な生活習慣の乱れは、メタボや糖尿、高血圧症などの症状に始まり、
心筋梗塞、脳卒中、認知症などの事態を招いてしまいます。
1本の歯を失うということは、まさにその後の「欠損ドミノ」の引き金を引くことになります。
一生健康でいるためには、お口のケアがとても重要であることを認識し、歯科医院での定期健診、
予防、メンテナンスを続けましょう。

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