インドでは、なぜ女性だけが民族服なのか?歯科学会での審美歯科医師 原田院長の素朴な疑問

インドでは、なぜ女性だけが民族服なのか?歯科学会での審美歯科医師 原田院長の素朴な疑問


インドのハイデラバードのハイテクシティで開催された歯科、口腔粘膜疾患に特化した感染症に関する
世界ワークショップに参加した時のことである。

この会は、不定期的に世界の都市で開催されているのだが、インド開催ということで、インド人が多数参加していた。
そこで気づいたのだが、インド人の男性は普通に襟のついたシャツを着ているのだが、
女性はほとんどが民族衣装であるサリーを着ているのである。

これは、かなり不思議なことだ。

日本でいえば、男はワイシャツとブレザー、女は和服というイメージだ。
まあ、確かに成人式では、女性は晴れ着を着て男は洋服ということはある。

しかし、これは普通の学術的な会議であるし、オープニングセレモニーだけでなく、
4日間のワークショップを通じてずっと女性は参加者だけでなく、受付スタッフもサリーなのである。

それはともかく、インド人の若い世代は欧米人と同じくらい、クセのない英語を話す。
比較的年配の方がかなりなまりの強い英語を話すのとは対照的だ。

食事は朝食と昼食がついていたのだが、毎回カレーが出る。
さぞ飽きたのではないかと思われるかもしれないが、むしろ逆である。
欧米の学会で出てくる食事といえば、サンドイッチやラップである。
これが毎日ランチに出てくるのだが、これはかなり参る。

特にアメリカでは、遺伝子組み換えの食品を使っているのか、食後感があまり良くない。
それに比べて、インドといえば、ベジタリアンの食事やチキンにヨーグルトと色々あるし、
そもそも日本との時差も少ないのですこぶる体調が良いのである。

今回のハイデラバードのハイテク地区は、あの混沌とした旧市街とは全く離れた一種の隔離された
場所にあり、水道の水も変な味がせず、歯磨きのときにも安心して使えるし、
生野菜やスムージーも普通に飲み食いしても全く大丈夫だった。

インドには何度か来ているが、こんなに快適に過ごせたのは初めてである。

やはり、何でも一度は足を運んで自分の目で見ることが大事だと感じた次第である。

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