ハイデラバードといっても一般の方に馴染みは少ないかもしれませんが、
ハイテクシティがあり、IT に力を入れている町です。
インドの多くの町にあるような雑踏と混沌はこのハイテク地区に関してはありません。
空港から学会会場のあるコンベンション・センターまでのアクセスも極めて快適で、
欧米の空港に着いた時とさほど変わりません。
今までインドには何度か来ているのですが、雑踏、騒音、混沌はかなりのストレスでした。
道を尋ねても間違った道を教えるし、とにかく、日本の常識が全く通じず辟易したことは一度や二度ではありません。
しかし、今回はそういったものはありません。
IT に力を入れているだけあって、ホテルの中でも普通に Wifi がつながります。
学会の会場では、携帯電話の着信音が鳴るは、傍若無人に大声で話すは、.........,
この程度は想定の範囲内です。
このハイデラバードの空港は、ラジブ・ガンジー空港という名称がついてます。
ラジブ・ガンジーといえば、支援者を装った自爆テロリストによって暗殺された方です。
また、ガンジー家といえば、マハトマ・ガンジー、インディラ・ガンディーといい、
暗殺されたという歴史があり、この国にとってテロ対策というのは永遠の問題なのでしょう。
さて、空港から1時間弱でそのハイテク地区に着いたのですが、
そこに入るのに関所のような検問所があります。
さらに、ホテルやコンベンションセンターがある敷地の中に入るのにも
検問があり、荷物を調べられます。
その上、ホテルに入るにも金属探知器で、荷物すべてとボディチェックがあるという厳重さです。
空港やホテルの職員も普段の顔で笑顔でいる方はいません。
まずは、相手を疑うというところから始まるのでしょうか?
さて、学会初日の夜は懇親会でした。
しかし、これは今まで経験したことがないものでした。
まず、時間になったら勝手に始まるという感じです。
始まりの挨拶とか一切なく、皆勝手にビュッフェの料理を取りに行く上、飲み物は水しかありません!
お酒はもちろんのこと、ジュースもない、紅茶もコーヒーもありません。
食べ終わったら、皆勝手にレストランを去って行く。
おかげ様で、健康的な毎日を過ごすことができました。
インドに来ると毎回想定外の事がある、まあこれも他の国に行くときの楽しみですね。