耳鼻科医も明言してました。インプラント成功の秘訣。千葉のインプラント認定医の研修報告
今日参加した慶應義塾大学医学部耳鼻科の2名の先生によるセミナーは、
私たちが日頃行っている上顎洞に関するものでした。
しかし、研修開始早々言われたのは、上顎洞を知るには、まずは篩骨洞から!という
予想外のお言葉。
そして、言葉だけは知っていましたが、マクロライド系抗生物質を副鼻腔炎に対して使う件、
さらには薬の長期間過ぎる投与は危険であること など、
インプラント臨床を行う歯科医師にとって、目からウロコの連続でした。
上顎洞、篩骨洞、そして前頭洞への内視鏡でのアプローチの動画は圧巻そのもの。
國弘先生のセミナー参加は初めてではありませんが、以前よりもさらに深い話を聞くことができ、
充実した1日でした。
それにしても、病気を治すのは、自分の体の治癒力であり、医師や歯科医師はそれを助ける立場にあることも
再認識した1日でもありました。
副鼻腔粘膜は線毛上皮でできていますが、その働きのおかげで私たちは空気中に必ずしもきれいでない
ものがあっても、元気に生きていくことができます。
耳鼻科では、副鼻腔炎になった患者さんに内視鏡を使って副鼻腔の構造を単純化して、
自然口を開けて空気が入りやすくして、治癒促進を目指しますが、これなどはまさに
人間の体に備わった治癒力を最大限に活かすものです。
さて、今回はインプラントに関連しての研修でしたが、耳鼻科の先生も はっきりとおっしゃってました。
タバコを吸う人は、創傷治癒能力が低く、普通だったら考えられないように簡単にインプラントが はずれてしまうと。
そうです。インプラントの成功率をアップさせるには、タバコをやめることがとても大事です。
このことは、今後患者さんにももっときちんと伝えるべきであると心を引き締めました。
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