低侵襲インプラント、切開しない、切らない、縫わない→痛みや腫れが少ない治療法で診療の幅が広がりました。
2015年初の米国歯科修行は、ラム先生の抜歯即時インプラント、即時荷重コースでした。
インプラントというと、一部の歯科医院では たった1本の人工歯根を入れるのにも静脈内鎮静法(セデーション)を行うから痛みが少なくて安心とうたっている所があります。
私は かねてよりこのことに疑問を持っていました。
静脈内鎮静法を行えば、確かに意識がもうろうとなり、痛みを感じにくいかもしれません。
しかし、クルマを運転して来院することはできませんし、麻酔医が立ち会う必要があるため、治療費も高くなります。
また、通常のインプラントは浸潤麻酔を十分に行い、東洋医学のツボ刺激療法を併用すれば、痛みが少なくてすみますし、術後に止血が確認できれば、自分で運転して帰れます。
今回のコースでは、ボーンレベル(Bone level:2回法の骨レベル)でなく、ティッシュレベル(Tissue level:1回法)のインプラントを使うことにより、大きく切開する、縫合する、切る、縫う、フラップをあけるといったことを減らし、よりインプラントを楽に安心して、そして安全に行うことができることを学びました。
もちろん、今までも術前投薬することや、不必要に大量の麻酔薬(を使うと、麻酔薬には血管収縮剤が入っているので治癒が遅れます:その証拠に鍼麻酔して歯を抜くと治りが明らかに良いことがエビデンスのある証拠としてわかっています)を使わないといった細心の配慮で、千葉市若葉区の桜木消防署近くのピュアスマイル原田歯科に見学に来られる方は、術後の経過が良いことにびっくりされますが、今回それがさらにレベルアップしました。
なので、インプラントに不安を感じている方は、ぜひ一度 相談にいらして下さい。
今回は、研修の内容が素晴らしかっただけでなく、環境・食事・ホスピタリティも言葉で言いつくせないものがありました。
今までの臨床を見つめ直す良い機会を与えてくれたピュアスマイル原田歯科のスタッフのみんな、家族、コースを紹介して下さった先生方、そして関係するすべての方に感謝します。
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