ラム先生の抜歯即時インプラント研修で刺さったのは、意外な言葉でした:千葉の認定医の長年の経験から

ラム先生の抜歯即時インプラント研修で刺さったのは、意外な言葉でした:千葉の認定医の長年の経験からの納得


カリフォルニアで歯周病専門医として開業しているラム先生の講演を聞きに行った時のこと。

アメリカの歯周病専門医というのは、ただ歯周病の治療を一所懸命して歯を残すことに力を入れるだけでなく、抜歯適応の歯に見切りをつけてインプラントすることもかなりやっているのだ。
ラム先生も20年以上インプラントをされており、特に抜歯即時インプラントに関して、素晴らしい結果を出している。

そのコツは、Provisional crown いわゆる仮歯で粘膜を整え、サージカルガイドを使わずにインプラントを決して深く入れ過ぎず やや頬側に入れるのだが、もちろんそのテクニックの素晴らしさもさることながら、印象的な言葉がある。

セミナーというのは、面白いもので ひとつの研修を受けても、受講する人によって刺さる言葉が違うし、同じ講師のセミナーを繰り返し受けても 受けるたびに刺さる言葉が違ったりする。

今回 ラム先生の講演を拝聴して刺さったのは、治療計画とコンサルに時間をかけなさい という言葉だった。
複数の歯科医師、技工士、トリートメントコーディネーターでよくコミュニケーションして、複数の治療計画を提示すれば 患者さんは滅多に ノー!と言わないのである。

もうひとつ響いた言葉は、今のやり方がうまく行っているなら やり方を変えないという言葉である。

なるほど、さすがに経験豊富な歯科医師同士は共鳴する部分があると思った。

ラム先生のサンフランシスコでのハンズオンコースを受講し、さらに多くの患者さんに貢献できるようにしたいと決断した。

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