もう見ることができなくなるのではないかという噂を聞いて行ったマチュピチュ観光のためにペルーの古都クスコに行ったときのことである。
マチュピチュ自体は想像以上に離れた所にあり、雨の中での遺跡見学は一生の思い出になった。かつて1990年代はペルーは危険でブラジルに観光に行く人もペルーは素通りということもあったらしい。
しかし、その後 国を挙げて観光に力を入れてきたせいか、町は想像していたよりもきれいで町の中で会う人も皆フレンドリーだった。
観光地には200m ごとに警官を配置することになっているらしく、治安を強化する国の方針がよくわかった。
実際、マチュピチュ観光からクスコに車で帰る途中、いきなり警官による検問があったりした。
列車や駅のトイレも意外にも（と言っては失礼かもしれないが）、発展途上国にしては快適であった。
さて短いクスコ、マチュピチュでの滞在後、帰国に向かう空港でちょっとした体験をした。
早朝5時台のフライトに乗るため3時台から空港に行き、結局チェックインは4時過ぎ、
自動チェックイン機は何とスペイン語のみ、それでも頑張って途中まで入力したが最後のほうで はねられて、カウンターでチェックインを試みるもなぜか後から並んだ人が先に呼ばれ、かなり待たされた。
その日は乗り継ぎの関係で何と1日で4本フライトに乗るというスケジュール。
さて、搭乗券の発券がすむとカウンターの中にいた男に呼び止められ別室で荷物を開けて見せろという。どうやら私服警官らしい。
暗い通路を歩き、奥の電気が消えた部屋に通された。
もう完全に取調室だ。
最初に英語で書かれた 抜き打ちチェックについての同意書にサインさせられ、
まあここで抗議しても、一部の国では警官が腐敗している話はよく聞くので、
逆らって豚箱に入れられるのもイヤなので、渋々従った。
スーツケース、機内持ち込み品 すべて化粧品入れのポケットまであけてひとつひとつ これは何か？と質問され、これは肩こりの湿布薬ですとか いちいち受け答えした。
ひと通り調べた後で、もちろん何も良くないものは見つからなかったわけだが、
今から考えれば西洋人ならこういう場合、猛然と抗議するのだろうが
普通の日本人て割りと従順に受け入れてあまりクレームつけないと思われているから
ターゲットになったのかしら？
それに日本の税務署員がノルマがあるのと同じく、取り締まり職員も1日に何人とか1か月に何人チェックし、上司に報告しなければならないのかしらと色々 考えてみた。
まあ、今はこうして冷静に振り返ることができるが、
取り調べ直後は、別のの分析をした。
長くなるので、それは来週の随筆に続く。
マチュピチュ自体は想像以上に離れた所にあり、雨の中での遺跡見学は一生の思い出になった。かつて1990年代はペルーは危険でブラジルに観光に行く人もペルーは素通りということもあったらしい。
しかし、その後 国を挙げて観光に力を入れてきたせいか、町は想像していたよりもきれいで町の中で会う人も皆フレンドリーだった。
観光地には200m ごとに警官を配置することになっているらしく、治安を強化する国の方針がよくわかった。
実際、マチュピチュ観光からクスコに車で帰る途中、いきなり警官による検問があったりした。
列車や駅のトイレも意外にも（と言っては失礼かもしれないが）、発展途上国にしては快適であった。
さて短いクスコ、マチュピチュでの滞在後、帰国に向かう空港でちょっとした体験をした。
早朝5時台のフライトに乗るため3時台から空港に行き、結局チェックインは4時過ぎ、
自動チェックイン機は何とスペイン語のみ、それでも頑張って途中まで入力したが最後のほうで はねられて、カウンターでチェックインを試みるもなぜか後から並んだ人が先に呼ばれ、かなり待たされた。
その日は乗り継ぎの関係で何と1日で4本フライトに乗るというスケジュール。
さて、搭乗券の発券がすむとカウンターの中にいた男に呼び止められ別室で荷物を開けて見せろという。どうやら私服警官らしい。
暗い通路を歩き、奥の電気が消えた部屋に通された。
もう完全に取調室だ。
最初に英語で書かれた 抜き打ちチェックについての同意書にサインさせられ、
まあここで抗議しても、一部の国では警官が腐敗している話はよく聞くので、
逆らって豚箱に入れられるのもイヤなので、渋々従った。
スーツケース、機内持ち込み品 すべて化粧品入れのポケットまであけてひとつひとつ これは何か？と質問され、これは肩こりの湿布薬ですとか いちいち受け答えした。
ひと通り調べた後で、もちろん何も良くないものは見つからなかったわけだが、
今から考えれば西洋人ならこういう場合、猛然と抗議するのだろうが
普通の日本人て割りと従順に受け入れてあまりクレームつけないと思われているから
ターゲットになったのかしら？
それに日本の税務署員がノルマがあるのと同じく、取り締まり職員も1日に何人とか1か月に何人チェックし、上司に報告しなければならないのかしらと色々 考えてみた。
まあ、今はこうして冷静に振り返ることができるが、
取り調べ直後は、別のの分析をした。長くなるので、それは来週の随筆に続く。
