2014年 EAO 欧州インプラント学会は、ローマで開かれました。
学会会場は町の中心とも言えるテルミニ駅から結構離れたコンサートホールとコロシアムが一体になった会場で行われました。
この学会は毎年欧州の都市で持ち回りで開かれているのですが、国によって特色があります。
ランチも学会でファストフードが準備されるのですが、ワインが提供されるのもイタリアらしいです。
ワインと言っても普通のワインです。サイゼリヤで1杯100円くらいのワインがありますが、あれと同レベルのワインです。
さて学会発表ですが、発表する人は主に欧州の方です。
意外に多いのはロシアとかイスラエルとか普段アメリカの学会ではあまり見かけない方々です。
今回びっくりしたのはフィンランドの女医さんによる発表です。
上顎の側切歯が1本抜けている患者の症例発表だったのですが、骨のボリュームが少なく、そのため何と腸骨(腰の骨)を移植してそれからインプラントを埋入するというものです。
え~っと思いました。
腸骨移植をするには一時的に歩行困難になるため、入院が必要になります。しかも、移植された腸骨は経年的に吸収されていく事例も多いです。
今回の学会発表では基本に忠実にきちんと治療がなされているものが多く、それはとても勉強になったのですが、むしろ世界ではやられていない であろう N2グラフトとかオステオプッシャーの使用など、水口インプラント道場などで学んだものを千葉市若葉区の桜木消防署近くのピュアスマイル原田歯科クリニックでは行っている、世界レベルから見ても十分に堪える治療を行っているのだと手前味噌かもしれませんが実感しました。
コーカサス系の欧米人と日本人などのアジア人では骨格が違います。
日本人は欧米人に比べて顎の骨のボリュームが少ない事例が多いため、以前からこれを解決するために多くの工夫がされてきました。
そうした先人たちに対して感謝の気持ちでいっぱいになりました。
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