歯科の学会参加でアメリカはボストンに行ったときのことである。
行きの米系航空会社で赤ワインを注文し、グラスの中身が少なくなると
注いでくれた。
これ自体はいいことだと思うかもしれない。
その後、宿泊したホテルで夕方5時から6時まで、ロビーでワインをサービスしてくれる
いわゆるHappy hourがあった。
ここでは、白ワインを注文し、グラスの中身が少なくなると注いでくれた。
これ自体はいいことだと思うかもしれない。
しかし、二つとも私の意に反する行いだったのだ。
この二つとも二杯目は違う種類のワインを飲みたかったのだ。
テーブルに置いてあるワイングラスにいきなり追加で注がないで欲しかったのだ。
もっとも以前ワルシャワの超高級ホテルで白ワインを飲み終えたグラスに赤ワインをそのまま
注いだのに比べればはるかにマシだが...。
もちろん、違うワインを飲みたいなら注文しなおせば良いのはわかる。
しかし、そうしたらきっと飲まなかったワインは流しに捨てられるのだ。
生産者の気持ちを考えるとそういう気になれなかった。
帰りのフライトは日系航空会社。
最近、以前に比べてサービスの質が?
になってきたというお話を耳にするようになったので、少し不安な気持ちで乗る。
赤ワインを頼んだ。
機内のワインはよく経験することなのだが、きっとよいワインなのだろうが
こちらの体調も関係してか今ひとつだった。
グラスに飲みかけのワインを置いたままにしておくと、客室乗務員が寄ってきて
きちんと聞いてくれた。
「おかわりは、そうなさいますか?」と
さすが!ひとこと聞いてくれれば良いのだ!
この機内でびっくりしたのは、
何とトイレがシャワートイレだったのだ。
これまた、さすが!と思った。