日本フィンランド虫歯予防研究会主催のヘルシンキでの
研修報告をクリニック内でスタッフ対象に行っていたときのことです。
今では、すっかり日本に定着したキシリトールは、
1997年に日本にキシリトールガムとして入ってきましたが、白樺を原材料としています。
ところが、白樺自体を見たことがないスタッフがいて
そこから説明が必要でした。
ましてや20世紀初頭の日本で武者小路実篤らが作った白樺派という文学グループの話を
しようものなら、ますます混乱させてしまいそうでした。
確かに千葉は暖かいので、白樺はあまり見たことはありません。
日本なら長野県に行けば、白樺はよくありますし白樺湖という名前自体も美しい湖もあります。
フィンランドでは、どこにでも見られる白樺なので、現地でもあえて白樺自体の写真は
ほとんど撮影してきませんでした。
私達が当たり前に思っていても
聞き手にとては、チンプンカンプンということが、
あるのだな、と認識した1日でした。