こんにちは
原田歯科クリニックの原田です。
2020年のプロ野球はパ・リーグのチームの圧勝で終わりました。
私は年に1度はスタジアムに行くことにしているのですが、今年は行く機会を逸しました。
2021年こそは応援に行きます。
2020年は新型コロナの影響で、うがい薬のことが話題になりました。
大阪の知事がイソジンのことに言及したおかげで数ヶ月たってもイソジンが品薄になっているお店が出ました。影響力のある方は発する言葉に留意すべきと再認識させられました。
そんな中で次亜塩素酸のうがいも注目されるようになりました。
実は原田歯科クリニックでも2000年頃から次亜塩素酸水であるEO水(イーオースイ)を医院内で精製し、来院者さんに使っていただいています。
抜歯した後や外科処置後の消毒に使っています。
また、止血効果があると言われているので、抜歯後に滅菌したガーゼにEO水を浸したものを咬んでいてもらうと早く止血することを経験しております。
また、EO水は洗顔用として使っている方もいます。
殺菌効果があるので、ニキビが改善したという報告もいただいています。
EO水は精製後1週間の間、効果が持続します。
500ccのボトルに入れて使っていただいているのですが、1本400円程度なのでお手頃な価格と言えるのではないでしょうか?
インターネットで、2.5リットルの大容量で2000円などで売られているものがあります。
次亜塩素酸は生ものなので、こんなに大容量のものを1週間で使い切れるのか疑問です。
うがい薬はもちろん消毒効果がありますが、常に持ち歩くわけには行きませんね。
うがい薬がない場合は、水でのうがいでも悪玉菌の約半分はいなくなります。
実は歯医者はうがい薬の専門家でもありますし、歯科医院には必ずと言ってよいほどうがい薬を置いてあります。
うがい薬には、単なる消毒だけでなく、歯周病に効果があるものもあります。
あなたにとってどのうがい薬が合うのか相談されてはいかがでしょうか?
ただし、歯をきちんと磨かないでうがい薬にだけ頼るのは、どうしても時間がない時以外は考えものです。
次亜塩素酸に似た名前のもので次亜塩素酸ナトリウムがあります。
これはスーパーマーケットやドラッグストアで、ミルトン、キッチンハイターなどの商品名で昔から売られている消毒効果のある漂白剤です。
金属を錆びさせるので金属製品には使ってはいけません。
タオルや瀬戸物の食器の漂白には向いてますが、いくら希釈したからといってこれでうがいは絶対にしないでいただきたいです。
次亜塩素酸ナトリウムは、次亜塩素酸とは全く別のものと考えて下さい。
以上、うがい薬についてまとめてみました。