インプラント学会の認定医を更新しました。
こんにちは
原田歯科クリニックの原田です。
国際口腔インプラント学会の認定医を更新することができました。
国際口腔インプラント学会は、ドイツに本部があり
ドイツでの略称は DGZI と言います。
こちらの認定医資格を更新することができました。
最近では、以前よりも難しい症例のご相談を受ける機会が増えております。
先日は上の臼歯のむし歯が進行して、
しかも根が上顎洞と交通しており、
さらに骨の垂直的なボリュームが不足している方がいらっしゃいました。
この方が原田歯科クリニックに来る前に他の医院では、
骨の量が少ないのでインプラントできないと言われたそうです。
上顎洞は鼻(鼻腔)と交通している空洞で、
根が上顎洞と交通しているということは、
普通に抜歯すると口の中と鼻腔が交通してしまう恐れがあります。
しかし、こうしたケースを今まで数多くインプラントしてきたので
お口の中やレントゲン写真からインプラントできる!と判断しました。
まずは普通に抜歯すると、すでに根が上顎洞と交通していますから
工夫しないといけません。
さらにインプラントを希望されているわけですが、
骨の量が少ないので上顎洞底挙上術(サイナスリフト)も必要です。
従って、抜歯する直前にサイナスリフトして上顎洞粘膜を保護し、
安全に抜歯し 吸収性膜を置いて骨補填材をカバーします。
これで6ヶ月待ち 骨が造成されたのを CT で確認してからインプラントします。
さらに4ヶ月待ってからアバットメントを立てて型取りして白い歯を入れるので
かなり長い治療期間になりますが、
患者さんの要望に応えられるよう基本に忠実な手技で進めていきます。
よく噛めるようになり幸せ一杯な笑顔になれることが今から目に浮かびます。
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