トップアスリートは歯並びを治すな。 千葉の歯医者がテニスコーチに厳しく叱られた話

こんにちは

原田歯科クリニックの原田です。

コーチに叱られました。

「それは30年前の打ち方!」

学生の時にテニスをやっていたのですが、当時フォアハンドはソリッドにフラットにボールを打ちぬけと教わりました。

つまり、ラケットのストリングスとボールの接触時間を長くして、足はクローズド・スタンスでボールにパワーを乗せよ!という打ち方です。

スウェーデンのボルグ選手のように極端なトップスピンをかける選手もいましたが、決して標準的な打ち方ではなかったです。

ウィンブルドン5連覇のボルグ選手の両手打ちバックハンドは変則的で、フォロースルーで右手1本でラケットを持つのです。

今でもこんな打ち方をする人はめったにいません。

話をフォアハンドに戻すと、当時とラケットの素材が大きく変わり、今では厚いグリップで軟式テニスのようにボールを引っぱたいてスピンをかける打ち方が主流です。

しかし、私は昔のクセでついついクローズドスタンスでボールに近寄って打ってしまいます。

確かにこれだと速い球を打つことはできません。

いや〜、しかしボールに近寄りすぎでしょ。

それにこんなにボールが2つも見えているということは、球速が遅い何よりの証拠です。

昔はこの写真を見てよく撮れてるなと思いましたが、今から見れば昔の間違った打ち方だということがわかります。

さて、パリ・オリンピックでは多くの感動をいただきました。

ただ、そこで気になったのは、日本選手で歯並びが悪い選手が多いことです。

よく言われるのは、咬み合わせを良くすると体のバランスが整って、スポーツで高いパフォーマンスを発揮できるということです。

それは確かに事実なのですが、仮にあなたがトップアスリートで歯並びが悪いとしたら、歯並び矯正治療を受けるべきでしょうか?

歯科医師の立場で言わせていただくと、あなたがトップアスリートだとして今どのレベルなのかによって答が違ってきます。

もし、あなたが世界大会で金メダルを狙えるレベルなら歯並び矯正治療は引退してから受けてください。

世界ランク100位に届かず、これからもっと成績を伸ばしたいのなら、ぜひ歯並び矯正治療を受けることをお勧めします。

なぜなら、歯並び・咬み合わせを治してスポーツのパフォーマンスが上がる人もいれば、逆に下がってしまう人もいるからです。

確かに咬み合わせが良くなることによって、体のバランスが整い、肩こりや腰痛が改善される場合もあれば逆に体の動きが悪くなることもあります。

それくらい人間の身体は微妙なのです。

以前はプロゴルファーが試合でマウスピースをはめると飛距離が伸びるということがありました。

その後マウスピースをつけることが禁止されたと思います。

このように取り外しできるものなら、うまく行かなければやめることができます。

しかし、実際に歯を動かしてしまうと、うまく行かなかったからと言って元に戻すことは容易ではありません。

なので、もしあなたがすでに世界トップ10レベルのアスリート、オリンピック日本代表レベルのアスリートなら歯並びを治すのは、引退後のほうが無難です。

https://harada-clinic.com/

千葉の歯医者がテニス
千葉の歯医者がテニス

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Top athletes should not fix their teeth alignment.

A story about a dentist in Chiba being severely scolded by his tennis coach

I was scolded by my coach.

“That’s the way it was 30 years ago!”

When I played tennis as a student, I was taught to hit the ball solidly and flatly with my forehand.

In other words, make sure the contact time between the racket strings and the ball is long, and put power into the ball with a closed stance! That’s the way it’s done.

There were players like Sweden’s Borg who put extreme topspin on the ball, but it was by no means a standard way of hitting.

Borg, who won Wimbledon five times in a row, has an unconventional two-handed backhand, and holds the racket with just his right hand during the follow-through.

Even now, it’s rare to see anyone hitting like this.

Going back to the forehand, the material of the racket has changed significantly since those days, and now the mainstream way of hitting is to use a thick grip and pull the ball to put spin on it, like in soft tennis.

However, due to my old habits, I still tend to use a closed stance and get close to the ball when hitting the ball.

It’s true that I can’t hit a fast ball like this.

But I’m getting too close to the ball.

Besides, the fact that you can see two balls is proof enough that the ball speed is slow.

When I look at this photo in the past, I thought it was a good shot, but looking at it now I can see that it was an incorrect way of hitting the ball in the past.

Well, the Paris Olympics were very moving.

However, one thing that bothered me was that many Japanese athletes had crooked teeth.

It is often said that a good bite can improve the balance of the body and enable high performance in sports.

That is certainly true, but if you are a top athlete with crooked teeth, should you undergo orthodontic treatment?

From the perspective of a dentist, the answer depends on what level you are at now as a top athlete.

If you are at a level where you can aim for a gold medal at a world championship, you should undergo orthodontic treatment after you retire.

If you are not yet ranked 100th in the world and want to improve your performance, I definitely recommend undergoing orthodontic treatment.

This is because while some people improve their sports performance by correcting their teeth and bite, others’ performance may decline.

It is true that a good bite can improve the balance of the body and improve shoulder and back pain, but it can also make your body less mobile.

That’s how delicate the human body is.

In the past, it was said that professional golfers could increase their driving distance by wearing mouthguards during matches.

I think they were later banned from wearing mouthguards.

If it’s something that can be removed like this, you can stop using it if it doesn’t work.

However, once you’ve actually moved your teeth, it’s not easy to put them back if it doesn’t work.

So if you’re already a top 10 athlete in the world, or an athlete at the level of representing Japan in the Olympics, it’s safer to wait until after you retire to get your teeth straightened.

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顶尖运动员不应该矫正牙齿。

千叶县牙医被网球教练严厉斥责的故事

我被教练斥责了。

“30年前就是这样的!”

我学生时代打网球时,老师教我用正手稳稳地打球。

也就是说,要确保球拍弦与球的接触时间长,用封闭的姿势将力量施加到球上!就是这样的。

有像瑞典的博格这样将球打出极强的上旋球的球员,但这绝不是标准的击球方式。

连续五次赢得温布尔登网球公开赛冠军的博格,双手反手击球非常规,在击球时只用右手握住球拍。

即使是现在,也很少看到有人像这样击球。

再说正手,现在球拍的材质和当时相比已经发生了很大变化,现在主流的击球方式是使用厚握把,拉球使球旋转,就像软式网球一样。

但是,由于我的旧习惯,我仍然倾向于使用封闭式站姿,在击球时靠近球。

我确实打不到这种快速的球。

但是我离球太近了。

而且,你能看到两个球,这足以证明球速很慢。

以前看这张照片时,我觉得这是一次很好的击球,但现在看,我知道这是过去不正确的击球方式。

嗯,巴黎奥运会很感动。

但是,有一件事让我很困扰,那就是很多日本运动员的牙齿都是歪的。

人们常说,良好的咬合可以改善身体的平衡,使运动成绩更好。

这当然是对的,但是如果你是一名牙齿不齐的顶级运动员,你应该接受牙齿矫正治疗吗?

从牙医的角度来看,答案取决于你现在作为顶级运动员的水平。

如果你处于可以在世界锦标赛上夺金的水平,那么你应该在退役后接受牙齿矫正治疗。

如果你还没有达到世界排名第 100 位,并且想要提高成绩,我绝对建议接受牙齿矫正治疗。

这是因为虽然有些人通过矫正牙齿和咬合来提高运动成绩,但其他人的表现可能会下降。

良好的咬合确实可以改善身体的平衡,改善肩部和背部的疼痛,但它也会使你的身体变得不那么灵活。

人体就是这么脆弱。

过去,职业高尔夫球员在比赛中戴上护齿套,据说可以增加击球距离。

我想他们后来被禁止戴护齿套了。

如果是这种可以取下来的东西,如果不起作用,就可以停止使用。

但是,一旦牙齿真的移动了,如果不起作用,就很难再把它们放回去。

所以如果你已经是世界前十的运动员,或者是代表日本参加奥运会的运动员,等到退役后再矫正牙齿是比较安全的。

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頂尖運動員不應該矯正牙齒。

千葉縣牙醫被網球教練嚴厲斥責的故事

我被教練斥責了。

“30年前就是這樣的!”

我學生時代打網球時,老師教我用正手穩穩地打球。

也就是說,要確保球拍弦與球的接觸時間長,用封閉的姿勢將力量施加在球上!就是這樣的。

有像瑞典的博格人這樣將球打出極強的上旋球的球員,但這絕不是標準的擊球方式。

連續五次贏得溫布頓網球公開賽冠軍的博格,雙手反手擊球非常規,在擊球時只用右手握住球拍。

即使是現在,也很少看到有人像這樣擊球。

再說正手,現在球拍的材質和當時相比已經發生了很大變化,現在主流的擊球方式是使用厚握把,拉球使球旋轉,就像軟式網球一樣。

但是,由於我的舊習慣,我仍然傾向於使用封閉式站姿,在擊球時靠近球。

我確實打不到這種快速的球。

但是我離球太近了。

而且,你能看到兩個球,這足以證明球速很慢。

以前看這張照片時,我覺得這是一次很好的擊球,但現在看,我知道這是過去不正確的擊球方式。

嗯,巴黎奧運很感動。

但是,有一件事讓我很困擾,那就是許多日本運動員的牙齒都是歪的。

人們常說,良好的咬合可以改善身體的平衡,使運動表現更好。

這當然是對的,但是如果你是牙齒不整齊的頂級運動員,你應該接受牙齒矯正治療嗎?

從牙醫的角度來看,答案取決於你現在作為頂級運動員的水平。

如果你處於可以在世界錦標賽上奪金的水平,那麼你應該在退休後接受牙齒矯正治療。

如果你還沒有達到世界排名第 100 位,並且想要提高成績,我絕對建議接受牙齒矯正治療。

這是因為雖然有些人透過矯正牙齒和咬合來提高運動成績,但其他人的表現可能會下降。

良好的咬合確實可以改善身體的平衡,改善肩部和背部的疼痛,但它也會使你的身體變得不那麼靈活。

人體就是這麼脆弱。

過去,職業高爾夫球手在比賽中戴上護齒套,據說可以增加擊球距離。

我想他們後來被禁止戴護齒套了。

如果是這種可以取下來的東西,如果不起作用,就可以停止使用。

但是,一旦牙齒真的移動了,如果不起作用,就很難再把它們放回去。

所以如果你已經是世界前十名的運動員,或是代表日本參加奧運的運動員,等到退休後再矯正牙齒是比較安全的。