こんにちは
原田歯科クリニックの原田です。
オリンピックが終わって、プロ野球が再開されました。
しばらくは応援しているチームの動向に一喜二歓する日が続きそうです。
今 新型コロナ肺炎が話題になってますが、
肺炎自体は、昔から日本人の大きな死亡原因になっています。
特に高齢者の施設では、誤嚥性肺炎は昔からある大きな問題です。
従って、誤嚥性肺炎を起こさないように、
高齢者施設では口腔内のケアを十分行うことの大切さが
今では広く知られるようになりました。
そして、新型コロナ肺炎についても、
口の中をきれいにして悪玉菌を減らす → 誤嚥性肺炎の併発を防ぐことが
極めて重要です。
ただ、健常者と違い肺炎になった患者さんの中には、
歯磨きすることすら やる気が起きない、きちんと時間をかけて磨けない方がいます。
であれば、毛束が多くて柔らかめで、より効率的に磨ける歯ブラシを
普段からご自宅に常備しておくことが大事と考えます。
毛束が多くて柔らかめで、より効率的に磨ける歯ブラシとは、
TePe (テペ)シュープリームスと、クラプロックスです。
確かに高熱が出れば、歯磨きする気持ちが減るのも理解できます。
ただ口の中の悪玉菌、悪玉ウィルスを減らせば、こうした良くないものが肺に入る量が減ります。
そうすれば肺炎の悪化防止に貢献できると考えるのは普通ではないでしょうか?
歯磨きをする気も起きないならば、除菌力のあるうがい薬だけでもせめて使うと良いです。
健常者にはうがい薬に頼ることはあまりオススメしていません。
口の中をきれいにする基本は歯ブラシによる清掃と歯間ブラシやデンタルフロスですから。
ただ、それができない状況ならばうがい薬によるうがいは、何もしないよりは遥かにマシです。
以上、新型コロナ肺炎というのはデリケートな話題ですが、歯科医師として何ができるか?何を知らせることができるか?という観点で述べさせていただきました。
ありがとうございます。