こんにちは
原田歯科クリニックの原田です。
今年も色々なことがありました。
歯科医院の見学をたくさん行いました。
受け入れてくださった歯科医院のみなさま、ありがとうございました。
先日びっくりすることがありました。
51歳の患者さんが「歯がはえた!」と医師に診断されたのです。
お口の中を見ると下の歯ぐきの内側が盛り上がっている状態、専門用語で下顎隆起ができている状態です。
これは歯ぎしり、噛み締め、食いしばりなど歯にストレスがかかりすぎた時に顎の骨が盛り上がってくるものです。
下顎隆起の名前は歯科医師、歯科衛生士なら誰でも知っています。
しかし、お医者さんは下顎隆起を歯がはえてきたと誤認する。
医師は歯のことを知らないのだなあと改めて思いました。
逆に歯科医師も医学領域のことは知らないことが多すぎます。
専門外のことはわからないことが多いと再認識しました。
今回は歯のことなので、歯医者が患者さんのお口の中を診て解決しました。
それでは口内炎ができたときに患者さんはどこで診てもらったらよいのか?
今まで経験した事例では、皮膚科や耳鼻科に行かれた方がいました。
歯科の立場から言うと、口内炎ができたら歯科を受診してほしいです。
入れ歯や尖った歯が当たって口内炎や口の中に傷ができることはよくあります。
この場合なら入れ歯を調整したり、尖った歯を丸めれば治ります。
しかし、中には口腔外科の専門医に紹介するケースもあります。
特に病変が急に大きくなっている場合は、自分で判断せずに早めに歯科医院を受診することを強くお勧めします。