こんにちは
原田歯科クリニックの原田です。
最近きりの良い年齢になったせいか、昔の仲間の集まりのお誘いをよく受けます。
先日は、何と小学校の同窓会のお誘いを受けました。
何と100名も集まるそうです。
今から楽しみです。
今年参加した日本口腔インプラント学会 関東甲信越支部の学術大会でまた新たな知識を得ることができました。
と言っても、新たなテクニックの紹介ではありません。
今の歯科インプラントがいつから始まったかというお話です。
歯科インプラントの多くはチタンという金属でできています。
これは1965年に実際に人間の顎骨に埋入されたということになっています。
問題は、その前の話です。
実は、スウェーデンのブローネマルクという医師が微小血管の研究をしている最中にチタンが骨と強固にくっつくことを発見したのが、その始まりと言われています。
これは、2019年2月17日現在、日本口腔インプラント学会のホームページや Wikipedia では 1952年に偶然発見されたと記載されています。
しかし、ブローネマルク博士のところに日本人として初めて留学した小宮山歯科医師によると、これは 1962年の間違いだそうです。
近代インプラントの創始者と言われるブローネマルクと一緒に仕事をしてきた小宮山先生が自らの口から発した言葉なので恐らく本当でしょう。
確かに、1952年にチタンが骨に付くのが発見されて それから13年たって臨床に応用されるというのは 長過ぎます。
なぜ、実際の年より10年も早く発見されたことになったのかは不明です。
どんな分野でも歴史を正しく伝えて行くことは大事ですね。
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