2016年6月アーカイブ
こんばんは。歯科医師の原田正和です。
前回のブログに【ディズニーランドのパーク内に歯科クリニックがある】と書きましたが、実は1つじゃないのです。
なんとディズニーランドとディズニーシーに合計で3つの歯科クリニックがあります。(もちろん治療は行っていません)
ぜひ探してみてください。宝探しみたいな楽しみ方もできるから、ディズニーってすごいですよね。
さて、前回の更新からかなり期間が空いてしまいましたが、今回は親知らずについて簡単に書いていこうと思います。
親知らずは抜くべきなのかというタイトルですが・・・
結論から言うと
歯科医院で調べてみないとなんとも言えません!(炎)
通常、永久歯は上下左右それぞれ7本ずつの歯が生えています。8番目に余分な歯として成人した頃にお口の中に現れることが多いのが親知らずです。
なぜ抜歯になるケースが多いのかというと
⒈ ブラッシングが行き届かず、親知らず自体が虫歯になりやすい。
⒉ 親知らずの存在のせいで手前の歯を磨けずに、レギュラーメンバーの歯まで虫歯になることが多い。
⒊ 周りの歯茎が腫れやすい。痛くなりやすい。(腫れて痛いから抜くというケースが多いです)
⒋ 下の親知らず周囲の炎症は、他の歯と違い、喉の方に波及する可能性が高い。(可能性は低いですが、放置すると最悪の場合、窒息死することもあります。)
⒌ 汚れがたまりやすく、口臭の原因になる。
⒍ 歯並びに悪影響を与える。
などの理由があります。
実際には比較的綺麗に生えていれば、むしろ抜かない方が良いケースもあります。
もともと親知らずが存在しない方もいます。特に症状がない方でも他の歯が悪くなっていないかのチェックも含めて、歯科医院を受診してみてはいかがでしょうか。
親知らずとは直接は関係ありませんが、どの歯も痛みが出てから治療となると、治療費も治療期間もかかります。早めの治療や予防ができていれば一生自分の歯で食事して健康に生きることができますよ。
『こんなことならもっと早く来ればよかった・・・』という声を毎日のように聞きます。
というわけで、簡単ですが親知らずについてでした。何か疑問に思うことがあればなんでも聞いてくださいね。
(ちなみに親知らずは成人した頃に生えてきて、それがちょうど親元を離れる時期だから【親知らず】っていうらしいですよ)