TCH とは?歯を接触させるクセの弊害
投稿日: 2017年12月14日
日ごろのクセがもたらす歯の疾患
顎関節症(TMD)は かつては良くない噛み合わせ(咬合)が原因であると言われた時代もありましたが、いまではこの説は否定されています。この病気になるのは、多因子病因説つまり多くの原因が重なると発症することがあり、必ずしもひとつの理由だけで発生するわけではありません。
顎関節症の原因のひとつとして最近注目されているのが、TCHすなわち上下の歯を接触させるクセです。
これは必ずしも歯と歯を強く接触させる場合だけでなく、実際に親指と人差し指が90度になるように手を開いて頬に当て、上下の歯を軽く当てるだけでも顎を動かす筋肉が動くのを触知できると思うのですが、こうしたちょっとした筋肉の動きだけでも積み重なると一種の筋肉トレーニングを毎日していることになり、筋肉が疲労して顎関節症の一因になると言われています。
これを治すには、行動変容が必要で、千葉市の原田歯科クリニックではTCHの患者さんに対して対応しております。なお、TCHを是正したら次の疾患が改善されたという報告があります(あくまでも症例報告であり、結果には個人差があります)。
歯周病、発語不明瞭、原因不明の歯痛、舌や頬の粘膜の誤咬、根の治療(根管治療)後の歯の痛みの持続、歯の摩耗・すり減り、など。
以上の中で何か心当たりがありましたら、まずはご相談下さい。連絡をお待ちしております。