なぜ保険がきかないんだ?
定期的に歯の健診・メンテナンスを受けている人は、歯が痛くなったときだけ歯医者にかかる人に比べて、通院回数、そして医療費が半分!になることがわかっている。 人間ドックも健保がきかないように、歯の予防や健診も自己負担でということになっている。
ただし…ここだけの話、『裏技』がある。
それは、あなたが3ヶ月に1回自ら「みてほしい」と言って来院されれば、健康保険を使うことができることも…
健保での歯科治療には限界があります。アメリカ、西欧はもとより、福祉が発達していると思われている北欧、そして共産圏でも健保だけですべての歯科医療を受けられる国はありません。私たちは、健保の枠にとらわれず、皆様にとってベストな方法を提示します。
中米にコスタリカという国があります。
以前この国を医療視察のために訪問したことがあります。コスタリカは軍隊がない国で、軍備費がかからないせいか所得の再分配がうまく行われているようで、よくラテンアメリカの国にあるような都会に超デラックスなビルが立ち並ぶ一方でスラムが広がっているという光景はなく、医療も充実していると言われています。
首都サンホセの空港にはメディカルツーリズムというのでしょうか、アメリカよりも安い医療費で高レベルの医療を受けられるという広告が出ていました。
現地の病院では、ボランティアスタッフが活躍していたのを覚えています。
ただ、そのコスタリカでも医療は安い負担金で受けられるのに、歯科治療は全額自費なのです。
他の国でも質の高い歯科治療をすべて健保で受けられる国はありません。私は美味しく食べ、楽しく話す心豊かな毎日を過ごすのに歯はとても大事だと思います。
また、歯がある人のほうがない人よりも健康長寿を達成できているという明確な証拠もあります。
ただ、高額な材料を使う、通院のたびに1回の治療時間が30分以上かかる(などということは内科や皮膚科に通院するときには普通ありませんよね)などの点から歯科治療は健保になじみにくいですね。
まして高齢社会の日本で医療費が切迫しているのにこれ以上 適性な医療費で歯科の健保枠を拡大していくというのは現実的ではありませんね。
しかし、だからこそ子供の頃からそして成人になっても歯の予防管理や3か月に1回の健診を続けてゆくことはとても大切です。