フッ素は、体に良くないのですか?
投稿日: 2017年12月14日
時々質問を受けます。フッ素は、体に良くないのかと?
インターネットで、フッ素の副作用で検索すると色々出てきます。
その中には、歯を磨いていればむし歯にならないから子供が泣いて歯科治療台に座ることもできないのにフッ素なんか塗らなくてよいという時代遅れのことも見受けます。
一体何でこんな素人の発言があたかも真実であるかのようにネット上に流布するのか信じられません。
歯を磨いただけではむし歯予防できません。
歯をあまり磨かないのにむし歯ができない人と、歯をきちんと磨いているのにむし歯が次々にできる人についてどうすれば説明がつくのですか?
むし歯になって、歯が欠けたり、歯自体が欠損して苦労されている方は一杯います。
そのような方たちを多く見るにつけ、この人たちがもしむし歯予防に成功していたら、どんなに幸せだったかと思います。
ピュアスマイル原田歯科クリニックのスタッフは、むし歯予防の先進国であるフィンランドやスウェーデンに何度か研修に行っておりますが、彼の地ではフッ素やキシリトールをいかにうまく使うかという点に焦点を当てており、それゆえにむし歯がほとんどできない→全身的にも健康という成果をあげております。
例えば、自動車や飛行機だって事故を起こすから悪であると言ったらおかしなことになるわけで、クルマや飛行機のメリットのほうがずっと大きいからこれだけ世界中に普及しているわけで、どうしても乗りたくない人は自己判断で乗らなければいいだけのことです。
1980年代に千葉市で一部の市民団体からフッ素の副作用について声が上がり、学校でむし歯予防に成果をあげていたにもかかわらず、フッ化物洗口が中止に追い込まれた歴史があります。
最近では、母子手帳にもフッ化物塗布のことが書いてありますし、保健所でもフッ化物塗布を推奨し、一部の保健センターではフッ素塗布も行なっています。
ピュアスマイル原田歯科クリニックでは、それでも「フッ素は 害があるのですか?」と聞く方には、次のように答えています:
「はい、フッ素は害があります。塩はもっと害があります。砂糖はもっともっと害があります。」とお答えしています。