妊婦さんが歯周病になりやすい理由
投稿日: 2018年10月5日
妊婦さんが歯周病になりやすい理由
女性は妊娠すると歯周病になりやすくなるといわれています。
妊娠と歯周病の関係については、女性ホルモンが大きく関わっていると考えられています。
妊娠中は血液中の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が増加し、特にエストロゲンという女性ホルモンは、ある特定の歯周病菌の増殖を促進し、歯肉を形作る細胞を標的とすることが知られています。
プロゲステロンという女性ホルモンは、炎症のもとであるプロスタグランジンを刺激します。
これらの女性ホルモンは、出産前には月経時の10~30倍になるともいわれるため、妊娠中期から後期にかけて妊娠性歯肉炎が起きやすくなりますが、歯垢が残っていない清潔な口内では歯肉炎は起こらないか、起こった場合でも軽度でおさまります。
歯周病をそのままにしておくと…
お腹の赤ちゃんに与える影響とは?
重い歯周病により発生した歯茎の炎症物質が子宮を収縮、陣痛を促進する物質の分泌を促し、早産となり、低体重児出産の原因になるといわれています。
またこの場合に生まれた赤ちゃんはむし歯に罹患しやすく、進行も早いという研究結果も出ています。
実際に低体重児出産の母親には歯周病罹患者が多く、早産の可能性も歯周病罹患者である妊婦では7~7.5倍も高まるとも言われています。
当クリニックは、千葉市の無料妊産婦健診の対象クリニックです\(^o^)/
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原田歯科クリニック|千葉市若葉区
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