前歯が噛み合わない…
投稿日: 2018年10月11日
前歯が噛みあっていない、奥歯が噛み合っていても前歯が開いている状態を、開咬(かいこう)といいます。
これは、遺伝的要因のほかに、乳幼児期のおしゃぶり癖や、舌を前歯に強くあてる癖など、幼いころの癖が原因で生じることが多いといえます。
では、そのまま放置すると、どのようなリスクがあるのでしょうか。
(1)口の中が乾燥して虫歯や歯周病になりやすい
(2)口を上手く閉じられないため、常に、お口が半開きの状態になる
すると、お口の中ではさまざまなトラブルが発生します。
・むし歯や歯肉炎、歯周病の原因になる
お口の中が乾燥し、唾液の分泌量も少なくなるため、汚れや細菌がお口の中に残って虫歯や歯肉炎を起こします。
さらにひどくなると歯周病に進行する可能性もあります。
・食事が上手く取れなくなる
食べ物をしっかり噛み砕けなくなります。
前歯がしっかり噛み合わないため、咀嚼(そしゃく)機能が低下して食べ物を上手く噛み砕けなかったり、食べ物をスムーズに飲み込めずに嚥下(えんげ)障害が起きたりします。
さらに、いつも奥歯で噛み砕くようになるため、歯やアゴの骨の成長障害や顎関節症などの原因にも…。
・正しい発音がしにくくなる
歯と歯の間から言葉が漏れてしまい、発音も不明瞭になりがちです。
かみ合わせで、お悩みの方は一度歯医者さんに相談しましょう。
原田歯科クリニック|千葉市若葉区
043-232-9988