削って詰めた歯は、むし歯の心配はなし?
投稿日: 2018年11月6日
削って詰めた歯は、「これでもう治った」と安心しがちですが、歯と詰め物との境目にプラークが溜まると、そこから新たなむし歯ができてしまうことがあります。
歯科ではこれを「二次う蝕(むし歯)」と呼んでいます。
歯科医師がうまく詰めても、人工物である詰め物や被せ物と天然歯はまったく違うものでできているので、見るとどうしてもいくらか段差ができ、そこに細菌がくっつきやすいのです。
特に、銀歯はセラミックと比べ段差が大きく、さらに、銀歯の寿命はだいたい5年から10年と言われています。
銀歯と歯の間を埋めていたセメントが劣化して溶けたり、銀歯が溶けて擦り減ったり、欠けたりしてくるからです。
銀歯の下の虫歯治療には、いくつか方法がありますが、むし歯の程度や場所、保険で治療するか、自費で治療するかによって選択肢は変わってきます。
・むし歯を削って銀歯を詰め直す方法
・むし歯の部分を削ってレジン(樹脂)を詰める方法
・セラミックの詰め物に取り換える方法
また、神経を取って銀歯にした場合には、痛みを感じないため、いつのまにかむし歯が進行してしまうことがあります。
銀歯の下はレントゲンにもうつらないため、銀歯がはずれ、あわてて歯科医院を受診したところ、初めて銀歯の下の虫歯に気付くことも多いようです。
むし歯は早期発見だと治療にかかる時間も短くすみます。
詰めた歯、被せ物をした歯は、いつも気にかけてよく磨くこと。
新たなむし歯ができていないか、歯科医院で定期的にチェックしてもらいましょう。
原田歯科クリニック|千葉市若葉区
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