なんで銀歯なの?
投稿日: 2018年11月9日
「銀歯は嫌」という方がいま増えています。
日本では、奥歯の虫歯治療は、銀歯になってしまうことが多いのですが、欧米諸国においては歯に銀歯を詰めることはほとんどありません。
たとえば、北欧のスウェーデンなどでは、歯の治療に使用することを厳しく禁止していますが、残念ながらここ日本では健康保険での歯の治療に堂々と認められているのが現状です。
銀歯による虫歯治療は日本特有で、これは日本の保険診療が関係しています。
保険診療は、厚生労働省が策定した診療報酬の点数に基づいて行っているので銀歯になることが多いのです。
患者様は好んで銀歯にしたいとは思っていませんが、保険制度上やむを得ないところもあります。
国民皆保険制度は日本が持つ素晴らしい制度です。
これは、『皆が均等に治療を受ける』制度であり、日本の医療や国民を助けてきました。
ただ、セラミック治療のようなより高度な治療を求める場合は残念ながら保険診療ではできません。
その銀歯のメリットと、デメリットとは?
銀歯のメリット
・保険診療なので安く治療できる。
銀歯のデメリット
・見た目が悪い。
・金属アレルギーになる可能性がある。
・接着材料の耐久性がない場合、虫歯が再発しやすくなる。
セラミック治療のメリット
・見た目が健全歯とほとんど変わらない。
・強い咬合力がかかっても摩耗しにくい。
セラミック治療のデメリット
・自費診療のため高額(1歯あたり5万円~15万円位・※歯科医院によって異なります)
・材質によっては部分的に破損する場合がある。
むし歯治療の最終目的は、噛めること。
削ってしまったり、抜いてしまった場合、修復したり、ダミーの歯を入れるなどして噛めるようにしなくてはなりません。
口の中は身体の大切な一部です。
その口の中に入れる金属を決めるのは、あなた自身です。
保険診療について、詳しくはHPをご覧ください。
https://hoken.harada-clinic.com/
原田歯科クリニック|千葉市若葉区
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