肥満は歯周病と歯並び異常の原因!?

千葉の非抜歯矯正歯科医師の研修

お口の健康と全身の健康との関連についてのシンポジウムに参加する為、2014年2月 サンディエゴに行ってきました。
It never rains in California.という歌詞がありましたが、学会参加中のサンディエゴで、一日だけ 大雨の日がありました。

唾液の検査で即日で色々な生化学データがわかるようになってきている事が分かり勉強になりましたが、その検査代金の高さにびっくり!歯周病と勃起不全との関連性を研究している機関もあるようで、歯周治療のモチベーションアップに使えるかしらんなどと考えました。
肥満と睡眠不足に相関関係があると言われています。 これは、太っていると気道が狭くなり酸素不足になるためです。 アメリカは肥満が問題になっている国で、東部の沿岸以外と南部に肥満の率が高いそうです。元々標準体重だった人が肥満になるにつれ、歯周病が進行する傾向があるそうです。
太っている子どもは歯の萠出が早くなる→まだ、顎が十分成長しないうちに永久歯が生えてこようとするため、歯が生える場所がなくて歯列異常になる。ちなみに、むし歯は肥満との相関関係はない:つまり、太っている人が必ずしも むし歯が多いわけではないそうです。

日本の歯医者って抗生物質を出しすぎ

歯科では、ここ数年骨粗鬆症の改善薬であるBP剤(ビスフォスフォネート剤)による骨壊死が注目されています。これについては、整形外科の医師との間に意見の相違があるので、ここでは深くは述べませんが、これについても多くのことを学びました。要するにクスリの副作用の問題なのですが
薬を2倍飲むと副作用は2倍でなく、それ以上になり、一部のBP剤ではその成分が他の薬の約2倍あるため、副作用の件数も際立って多いそうです。
また、骨粗鬆症だから骨折するというよりも、転倒するから骨折するのだというお話もなるほどと思いました。それから歯科の現場では、心内膜炎の予防のため抜歯とか歯石除去する前に抗生剤を飲むことが多いし、患者のほうから医師の指示で歯科での観血処置の前に抗生剤を飲むように指示されてくることがしばしばありますが、今回の講演ではそれは無意味!とバッサリ切り捨てられました。それよりも術前に歯磨きとデンタルフロスをきちんと使用することのほうがよほど重要であります。

そうなんです。日本の歯医者って抗生物質を出しすぎなんです。そもそも歯科大学でちょっと歯を抜くだけでも抗生物質を処方せよと教育されますから。これでは、耐性菌が増えて本当に抗菌剤が必要なときに薬が効かなくなってしまいます。しかし、事が心臓ですから万一命に係ることなので、この傾向は減らないだろうな。

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